日仏での経歴と実績

ジャポン・トラデュクション

日仏プロジェクト成功をサポートします

日仏プロジェクト
成功のカギは
コミュニケーション

フランス人ならだれでも英語を話すのではと思われがちですが、実はそんなことはありません。特に年配の方たち(したがって企業の幹部クラスの方たち)は、それほど英語が得意ではなく、難しい商談や技術的な交渉に限らず、日本人パートナーとの会議では日仏通訳を必要とされる場面があります。

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日仏のかけはしに

「ありがとう!
今日初めて日本人エキスパートの話がわかりました!」

これは、グルノーブル近郊の企業様からのご依頼での日仏通訳ミッション終了時、お客様から実際に言われた言葉です。こちらの企業は、これまで何度となく、とある日本人エキスパートを招待しては、意見交換やレクチャーの場を設けていたのですが、日本人エキスパートの話す、英語·仏語·日本語のミックスされたお話が分からず、適切な意見交換もできず、毎回フラストレーションを抱えたまま一日を終えていたそうです。しかも、毎回の旅費、宿泊費はすべてフランス企業の負担だったとのこと。

確かに通訳によるサービスを利用すれば費用がかかります。しかし、通訳サービスを利用せず、相手との会話が成り立たなければ、一日の会議や研修会に費やす時間、フランスまでの出張旅費や宿泊代が無駄になってしまう恐れがあります。

フランス企業と何かの契約をするときにも、注意が必要です。フランス語で書かれた契約書を日本語に翻訳してみたら、実は誤解があり、事前の協議内容と少々違っていた、ということは、相手に悪意がなくともよくあることです。そのままサインをしてしまったら、取り返しのつかないことにもなりかねません。

日仏双方のお客様との信頼関係を第一に

当社は日仏の通訳·翻訳サービスを行っておりますが、これはただフランス語を日本語に置き換える、という作業ではありません。質の良い翻訳をお客様に納品し、効果的な通訳を行うには、お客様とその商品やサービスをよく知る必要があります。お客様にとって何が目標で、何を必要とされているのか、その製品やサービスの特長は何かなどを理解することで、はじめてより質の高い翻訳·通訳をご提供することができるのです。目標達成のためには、お客様に詳しい説明文追加をご提案したり、ターゲットとなりそうなフランス企業をご紹介したりすることもあります。

お客様の目標達成を第一に考え、任務にあたることで、お客様からの信頼をいただいてまいりました。そして、お互いの信頼が深まり、関係が続くほど、さらに仕事の質も高められると確信しています。

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日仏のかけはしに

「日仏翻訳?フランス語の先生に頼めばいいのでは?」

どちらも語学に関わる職業ですが、外国語教育に必要な能力と翻訳や通訳に必要な能力は異なります。司法文書、企業のプレスリリース、商品取扱説明書など、文書の種類とターゲットに合わせた用語を用い、文体を変えつつ翻訳をするには、フランス語を教えられる能力とは異なる、それなりの能力が必要とされます。

文書の概要だけを知りたいという程度であれば、フランス語のできるご友人に頼まれてもよいかもしれません。しかし、ホームページのような、一般に公開されるテキストの場合、ちょっとした翻訳ミスや文体の選択ミスで企業·組織のイメージが損なわれる危険性もあります。

また、プロの日仏通訳·翻訳は、学歴と経験を備えたうえ、通訳·翻訳者向け専門的研修による定期的なブラッシュアップを図り、技術やテクノロジーのアップデートをしています。

お客様の声

略歴

1994 グルノーブル·アルプ大学大学院進学。在学中、仏語能力を生かして日本人駐在家庭の生活をサポートするボランティア活動を行う。通訳のテクニックを習得し、人の役に立つことに大きな喜びを見出す。

1995 スタジオ·ジブリ高畑勲監督がユニセフ平和大使としてグルノーブルを訪問、ボランティア通訳を務めるが、事前の情報と準備不足で大失敗。質の高い通訳をするには事前の準備が何より大事であることを実感する。この失敗以後、通訳には万全な準備をもって望むようになる。

2001 リフトメーカーとしては世界No.1ポマに勤務し、同社の技術文書一切を日本語に翻訳。非常に特殊な機械分野で、専門用語習得の機会となった。おそらくこの分野の用語に通じた日仏通訳·翻訳は少ないと思われる。

2002 日本領事館、グルノーブル近郊のメイラン市、駐在日本企業の協力を得て、日本語補習校を設立、その後、5年間運営委員長を務める。一つの目標に向かって、皆で連携し協力し合い、大きな達成感を得られたことは、今の仕事への姿勢にもつながっている。

2002年~2015 日本人の調理専門学校学生に研修を実施するため、グルノーブルホテル学校に通訳·翻訳として勤務。調理研修中の日仏通訳と日仏の調理学校のやり取りの翻訳を担当。両国の調理学校教師との信頼関係を築く。

2008 7年越しでグルノーブル·アルプ大学大学院、言語学博士号を取得。仕事を続け、子育てをしつつ、フランス語で執筆した論文で博士号を取ったことは自分にとっても大きな自信となった。その後、これまでに得た知識や技術を生かし、日仏両国を結ぶかけ橋となるべく、日仏通訳·翻訳として起業。

2009年 フランス最大の翻訳者団体である、フランス翻訳者組合に加盟。同組合の倫理規定に署名し、それに基づきプロとして任務にあたる。

2011 シャンベリー控訴院より法定翻訳官に任命され、続いて2013グルノーブル控訴院より法廷通訳官の任命を受ける。これにより、諸公文書の法定翻訳と、法廷通訳を行う資格を得る。グルノーブル司法鑑定官連盟の正会員として、毎年司法研修を受講。

2014 日本のスキー場運営会社とフランスの世界最大のスキー運営会社が資本提携を締結するにあたり、準備段階から、財務諸表、定款、契約書の翻訳や、会議通訳など、すべての日仏通訳·翻訳を引き受ける。

提携後の任務では、スキー場をスキーで視察する際に通訳が必要なことも多く、大学時代からのスキー経験がおおいに役立った。おそらくプロレベルのスキーヤーについていける日仏通訳は私ぐらいではないかと密かに思っている。

2015年~フランスとオーストリアで隔年ごとに行われる山岳開発展示会に毎年通訳として参加。リフトや圧雪車のメーカーをはじめ、業界でのネットワークを広げている。

2016年~ 公益社団法人日本プラントメンテナンス協会(JIPM)による監査の通訳を担当。TPM(全員参加の生産保全)に関する特殊用語や生産に関する知識はその後の工業界での通訳におおいに役立っている。

2017 シャンパーニュ委員会のホームページ日本語翻訳作業に参加。これまでで最大の翻訳プロジェクトとなったこの翻訳作業では、ブドウ栽培からシャンパーニュ醸造までの全プロセスに関わる技術用語を習得することができ、以後ワイン業界は、当社専門分野の一つとなった。

2020 フランスの山岳開発施設業界団体クラスターモンターニュ日本視察を企画、通訳として同行。スキーリフト、スノーエスカレーター、スキーロッカー、各種レジャー等のメーカーや、スキー場のマスタープランナーなど、スキー業界でのネットワークがさらに広がる。

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